あつとブログ

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原稿作成まとめメモ(細かいトーン編)

私はアナログ線画の後デジタル(CLIP STUDIO PAINT)でトーンを貼っているのですが、かなり奇妙な原稿の作り方をしていて
「B4原稿用紙に描く」→「600dpiでスキャンする」→「主に60線~42.5線程度のトーンを貼る」→「58%程度に縮小する」→タチキリ線で落とすとB6サイズの本の完成」
といった順序を踏んでおり、つまり一般的な同人原稿に比べると圧倒的に大きなデータで作業をしており、更に完成品はトーンが非常に細かいです。
原寸サイズの親原稿を残しておきたいとか、トーンの細かさは商業ぐらいが一番違和感無いだろうとかそういう理由で
ちなみにこのトーン、原寸で言うと「102.86線」になるっぽいです(ヤバイ



前置きが長くなりましたが、そんな奇妙な原稿の作り方をしていなければ気にならないであろう、
印刷用の原稿の処理について知識が溜まってきたので備忘録としてまとめておこうと思います。
自分用のメモとはいえせっかくなので他人にもわかるように書いてはいますが、モアレについての基本的な知識などは持っている前提で書いています。
印刷所関係はド素人です。


■「ラスタライズ・統合→縮小→ディザ」のパターン1について
・アナログトーンに近い手法となる。アナログと比べて網のアンチエイリアスのブレに規則性が出る分、細かく薄くモアレる。
 →このモアレは殆ど気にならない程度であるように感じる。描いた本人が気にならないのなら読者はもっと気にならない(自論)。

・魔心1巻がそのパターン(宣伝)

・セブンイレブンのネットプリント程度の精度があればほぼモアレない(前述の通り、細かく薄くはモアレるが、たぶん気にならない程度)
 →留守はほぼセブンと同じ感じ。湾本では元が60線の細かさの方は激しくモアレた、42.5線は場所によってギリ気にならない程度
 →モアレなかった場合でも、モアレてはいないのだがなんとなく砂っぽくて汚らしい
 →ちなみにデータはこんな感じ(印刷用最終データの原寸)クリックで新窓で開く
・ただし濃いグラデや、「重ね」を使うとモアレが見えるようになる。
 →濃いグラデで更に重ねるとかなりモアレる。これは多少気になった。



■「縮小(トーンも一緒に細かくなる)→ラスタライズ→統合」のパターン2について
・この方法はつまり「B6印刷用に縮小した線画データに非常に細かいトーンを貼っている」のに近い。

・クリスタの「書き出し」で「出力サイズ」をいじると、「拡大縮小→ラスタライズ→レイヤーを統合」の順になる
 →なのでわざわざ「縮小」してから「出力」と2段階に分ける必要はない。

・これは誰でもわかることだが、600dpiのB4原稿をB6本用に縮小するとなると、cmそのままで350dpiにすればほぼピッタリ

・クリスタで微妙な解像度で60線トーン貼るとどうなるんだろう、と思ったのだが、「350dpi」と「349dpi」で60線トーンを貼ってみたところ、同じ濃度のトーンはピクセルレベルで全く同じトーンになった。
 →つまり中途半端な解像度や線数には対応しておらず、「綺麗にトーンとして再現できる」「一番近い細かさのパターン」を選んでトーン化される。量子化されている、と言えばいいのか。
 →なので前述の細かさのトーンだと原寸で「100線」で表現されるようです(ヤバイ

・データはこんな感じ(印刷用最終データの原寸)クリックで新窓で開く

・セブン、留守ではモアレてはいないのだが、グラデがなめらかな変化ではなく段々が見えてしまう印刷結果になった。
 →イメージとしてはこんな感じ。もちろん誇張している。クリックで新窓で開く
 →これは単純にトーンが細かすぎるため600dpiでは濃度の分解能が足りないためと考えられる。が、1200dpiを使用するのは現実的ではない。
 →同じグラデトーンを少しずらして重ねた部分はこの段々がより一層目立った。(当然っちゃ当然)

・ベタやトーン、バケツで別レイヤーに貼った部分が縮小後、線画と微妙に離れてしまうことがある。領域拡縮が足りない場合。
 →私のデータだと印刷すると非常に注意深く見ると贔屓目にちょっと白くなってるかな、程度。(たぶん拡縮ゼロではない)



■で、どっちがいいの
個人的にはパターン2のグラデで見られる段々の方が気になり、パターン1を支持したい。
ただし少し遠目に見るとパターン2の方が綺麗に見える。また、グラデさえ無ければ圧倒的にパターン2の方が綺麗。



■以上から言える原稿作成上の注意(パターン1とパターン2両対応の原稿を作るために)
・細かいグラデトーンは危ない(昔からよく言われてる)
・「重ね」は極力避ける
 →パターン1でも2でも汚い結果の原因になる。
 →クリスタの場合「x方向に○pxずらす」等で表現する部分だが、パターン2で機械的に解像度を変更した場合、元の解像度の時と重なり具合が変わることになり、望む結果が得られない
 →なるべくグレーレイヤーを乗算でフォルダにまとめてフォルダをトーン化するなどの表現を用いたい。
・細かいグラデトーンを重ねるのは愚の骨頂
・バケツはなるべく領域拡縮を大きめに設定しておく
・ていうかそもそも100線とかヤバすぎるしやめとけ(忠告)



似たような記事で「セブンイレブンの文書プリントについて」もありますので興味のある方いらっしゃいましたら参考までに。

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