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光井のブログ

WEB漫画サイト「ゆめいろGペン」のサポートが本来の目的。色々な(偏った)ジャンルで調べたこと等をまとめる奇妙なブログです。コメントは受け付けてないのでご連絡は「mituiatuto☆gmail.com」まで

オリジナル漫画「魔心」公開中。

セブンのネットプリントについて報告

今度はネットプリントについて少しだけ報告。
関連する記事はどれかといえば「普通紙プリントについて報告2」。これと同じ画像で、印刷結果もこちらの話を参照する。
「報告」というタイトルから察せる通り、今回も失敗だ。


さて、いつからかわからないのだが、ネットプリントに登録できる画像の容量が10Mまで引き上げられている。
以前は2Mまでだったはず。
また、1つのファイルに2ページ以上の画像があれば両面印刷も可能になった。恐らく文書プリント廃止と同時ぐらいだろうか?

これは朗報であり、以前ならばA4*2ページの複数ページファイルを作ると2Mを超えてしまう場合が多かったが、10Mもあれば8ページぐらいはいける。
これが何を意味するかと言えば、「A4*2p」or「A5*4p」のファイルを用いれば「両面印刷」が可能になり、A5~B6の冊子を作ることができる。
更に「ページ数に対して予約番号を打ち込む回数が減る」ということで、「コピー本をネットプリントで作ることが現実的になる」と言える(32p作る時に32回番号打ち込みたくないでしょ)。

値段さえ気にしなければ文書プリント(普通紙プリント)でなくとも両面印刷でコピー本を作れそうだということで私もノリ気になり、そのネットプリントを試してきた。



結果
普通紙プリントと似たような結果だった。つまりダメ
印刷したのは2値のマルチページTIFF。A4*2ページにして両面印刷を行ったところ、出来としては普通紙プリントの「2値をグレーに戻したjpg」と似たような結果だった。つまり滅茶苦茶汚い。
2値の複数ページpdf、A5*4ページも試してみたところ、普通紙プリントの「2値TIFF」「2値pdf」と似たような結果だった。つまり汚い。
ネットプリントは昔から拡縮を行わない指定をすることができるので拡縮問題をクリア済みのため、金や手間を惜しまなければセブンの印刷機でコピー本が作れると信じていたのでショックである。
前回の記事と合わせて、やはり印刷が汚くなるのは拡縮が問題ではないようだ。


どうやら今のところ「CLIP」のプリントサービスを介したネットプリントでないと綺麗な結果が得られない様子。
毎度の記事での繰り返しになるが、CLIP経由でなら綺麗に印刷できるデータにも関わらず他の方法だと綺麗にならないから困っている。
CLIPは未だに複数ページTIFFに対応しておらず、両面印刷ができないと明言している。コピー本には使いづらい。
CLIPが契約している「for business」をCLIP利用者に貸しているような形なんだろうか?
それにしても「ネットプリントサービス 機能/仕様」を見てもbasicだろうがbusinessだろうがプリントの仕様が違うようには見えない。
一体何の処理の差なのだろうか・・・

うーむ

普通紙プリントについて報告2

またセブンの印刷の記事である。
今回と関連する前の記事は「文書プリントについての覚書」、「普通紙プリントの小冊子プリントについて報告」。
今とは状況が違うので前の記事は読まなくても良いとは思います。
早めに断わっておくが今回も上手くいかなかった

さて、今回新しくセブンのサイトに追加されていたのは「よくわかる!「原寸印刷」への道!」というページ。
いつから追加されていたかは分からないのだが、16年8月時点ではA5冊子の場合「143*200mm」で原寸印刷ができると書いてあったところ、このページの案内に従ってテンプレートをダウンロードしてみるとどうやら「143.5*200mm」で原寸印刷ができるということになる。
現在もトーンのモアレについての解説部分では143mmという情報が残っており、何が正しい情報なのやらよくわからない。
とりあえず今回はまだ試していない、「143.5*200mmのテンプレート」に従って印刷を行ってきた。
まず、テンプレートを見た時に注意したいのは、「143.5*200mm」と書かれているが600dpiでこれは厳密には「3390*4724px」になるはずである。
しかし実際にテンプレートを確認してみると、「3390*4721px」と、縦のサイズが微妙に合っていない。これでは「143.51*199.85mm」である。有効数字4桁で表すと「143.5*199.9mm」になる。(そもそも有効数字が異なる組み合わせで書かれていることが腹立たしい)
これもまた何が正しいのかわからない。
私は印刷には詳しくないのだが、「印刷範囲のサイズと画像サイズが違うために縮小が起きる」のが問題の場合、縮小が起きるかどうかの判定はpx単位での厳密さが必要無いということなのだろうか。

更に分かりやすいものとして、小冊子プリントではなく普通紙プリントでかつ「2枚を1枚」もしなければ「ちょっと小さめ」を「しない」を選ぶことができ、原寸印刷ができるという機能が追加された。
(前からあったような気もしてきたけどとりあえず今改めて試してみた)



結果
やはり変わらない・・・前回と同じ結果である。
2値のTIFF画像を「ちょっと小さめ」を「しない」で印刷してみたが、やはり激しくモアレる、砂っぽく非常に汚らしい。
そもそもトーンだけではなく、線も綺麗に出ていないことがわかる。
このデータはCLIPを介したネットプリントならば同コピー機で超高精度で印刷できることが確かめられている。
(ちなみにトーンは100線だから気になるだけであって70線ぐらいからはあまり気にならない)
画像データの作り方にも問題が無く、かつ拡縮を行わないはずの設定で印刷してもこれなのは非常に悩ましい。
拡縮が問題ではないのならどこに問題があるのだろうか。
品質のボトルネックが印刷機のハード的な問題なら仕方ないのだが、ネットプリントができる以上は・・・

データを印刷してデータに戻すというのもナンセンスな感じだが、印刷結果はこんな感じ。(クリックで拡大)
↓ 2値TIFF、普通紙プリント「ちょっと小さめ:しない」「両面:する」
モノtiffしないのコピー

↓ 同じデータをCLIP経由のネットプリントで印刷 (相変わらず綺麗過ぎてちょっと退く)
ネットのコピー

元のデータはこんな感じの汚い2値トーン


また、普通紙プリントでTIFFがダメな可能性を考えて2値画像を形式的にグレーに戻したjpg画像を印刷してみると、TIFF以上に汚い砂っぽい結果になった。
他にも、2値が処理しきれないのかなあと思ってトーンにアンチエイリアスかかりまくりのグレー画像で印刷してみると、モアレの優等生のようなモアレ+無いはずの濃度の段差や線が発生して、これはこれで非常に汚かった。線もモノクロ同様、綺麗に出ない。
更に念の為、両面でなく片面印刷にして試してみたがこれもダメ。



さて、pdfで小冊子プリントの方だが、こちらも前回と同じ感じだった。
143.5*200mm=3390*4721pxの2値pdfで印刷してみたが、前回の143*200mmで印刷した時と具合が変わらない。
かつ、上に書いたTIFFの印刷結果と同じ感じ。
つまるところどちらにせよ原寸印刷ができているということなのだろうか。



まとめ
結局今回も普通紙プリントで綺麗な印刷をすることはできませんでした。
普通紙プリントのネットプリントに対する優位性は「番号が無いので楽」「安い」「容量が気にならない」「両面可」。
普通紙プリントが実用的になってくれると助かりますね。

ゲージ粒子のやりとりが力(Force)であることについて

前置き。高校物理(+高校数学)までしか学んでいない方向け、かつ分かる人は普通に分かってるであろうことを書く記事です。
しかし自分は恥ずかしながら長いこと理解することができなかったので、同じような状況にある方の助けになればと思い、筆(キーボード)をとった次第です。

さて、異能バトル漫画を読んでいれば一度は聞いたことがあると思います。
この世界には4つの力があり、それぞれの力を媒介するボーズ粒子が存在する(ゲージ粒子と呼ばれる)と。
・強い力(グルーオン)
・電磁力(フォトン)
・弱い力(ウィークボソン)
・重力(グラビトン)
(これらの力が高エネルギー下では同じ理論で統一できるとかいう話は今回はしません)

これについて興味が湧いて調べると、だいたいは「物体同士がゲージ粒子を交換(やりとり)することによって力を与える」とか書いてあると思うんですが。
ここで「なんで粒子をやりとりすると力を与えたことになるんだ?」が分からないと、これを説明してくれる文章は滅多にありません。
私は長年これが分からず、説明してくれる文章に出会うことができませんでした。
ええ、今回の記事はここでこれが分からなかった人のためだけに書いています。

まず、これらのゲージ粒子は一つ一つが運動量を持ちます。
※高校物理的には「光子は質量がゼロだから運動量はmv=0*c=0だろ」という感じなんですが、光子も質量以外の項から運動量を持ちます。高校生は習ったり習わなかったりするようです。
ゲージ粒子をやりとりするというのは、片方の物体(Aとする)はゲージ粒子を投げ、もう片方の物体(Bとする)はゲージ粒子を受け取るというようなことを指します。

ゲージ粒子はAから飛び出る際に、Aの持っていた運動量をいくらか奪い去って独立します。
ゲージ粒子が上向きに飛び出るのならゲージ粒子は上向きの運動量を持っていったというわけで、
上向きの運動量を持っていかれてしまったAは逆に、下向きの運動量を得るとも言えます。
霊丸(レイガン)を発射すれば浦飯幽助も反動で後ろに吹っ飛ぶ、というような形です。
ゲージ6
 ↓
ゲージ7

上向きの運動量を持つゲージ粒子を受け取ったBは受け取る前と比べて上向きの運動量を得ます。
戸愚呂(弟)も霊丸(レイガン)を受け止めることに成功しても後ろに退がる、というような形です。
ゲージ8
 ↓
ゲージ9
※実際にはそういうマクロなスケールの物理ではない(量子力学)なので厳密には正しくないんですけど


これが「力」であるという説明は単純にできます。
「力」というものがどんな定義だったかを思い出せば上記の一連の流れが「力」であることがわかるでしょう。
「運動方程式」が「力」の定義式です。
ゲージ1
左辺のFが力、右辺のmが質量、aが加速度ですね。
加速度というのは速度の単位時間あたりの変化量を指し、単位時間あたりの変化量というのは「時間微分」を用いて次のように表すことができます。
ゲージ2
(tは時間、vは速度)
さらにここで、mはtによらないので時間微分の中に入れることができ、次のように書き換えても良いです。
ゲージ3
おや、mvというのは運動量ですね。
つまり、力というのは運動量の単位時間あたりの変化量のことなのです。
先ほどのゲージ粒子のやり取りではまさに運動量が変化しており、運動量が変化しているということは力が発生していると言えます

正直このあたりまでくると、「力」という概念にはあまり意味が無く、本質的なのは運動量の方であるという話になってしまうのですが、当初の目的である「ゲージ粒子のやりとりが力の発生になるのは何故なのか」ということが説明できました。
私と同じ疑問を持っていて、これを読んでナルホド~と思ってくれる方はいるのでしょうか・・・
誰かの中二病の助けになりますように・・・



以下おまけ
で、実際にバットでボールを打ったりするのは何力なのよと言うと、電磁気力らしいです。
我々が目にできる重力以外の力は全て電磁気力だそうです。
強い力も弱い力も影響する範囲が素粒子レベルのスケールでしかなく、重力と電磁気力のみが無限の長さまで影響するので。

あっ もしなんか間違ってたら教えてください(

普通紙プリントの小冊子プリントについて報告

先に断わっておくと、この記事は「やっぱり今回も駄目だったよ」という内容の記事である。これで3敗だ。
参考:「文書プリントについての覚書」「原稿作成まとめメモ

セブンイレブンのマルチコピー機に新たに「普通紙プリント」というモードが表れましたね。
(近況に詳しい人からしてみれば結構前からあったよという感じかもしれませんが)
これは前の「文書プリント」が名前を変えつつ機能を追加したようなもののようで、「文書プリント」は無くなりました。
この「普通紙プリント」には「小冊子」というモードがあり、中綴じするための面付けを自動で行ってくれるものです。
(これも文書プリントに結構前からあったのかな)
夏コミに乗じてセブンイレブンが公式で特設サイトを公開してきました。これを持ってくるウチのハッカドールは優秀だ。
(http://www.doujinshi-print.com/)
(このサイトは2012年~2014年あたりにも公開されていたらしい・・・?その頃は小冊子プリントは無かったはずだが・・・開発段階だったのだろうか、実際日記を見るに2012年に私の耳にも入ってきていたようだ)

これの有益さは「JPG、TIFFもしっかり対応した」ことと、情報として「2400dpi」であることと、
トーンをモアレさせないために原寸印刷したい時の画像サイズ(A5なら200*143)」が与えられたことだろう。


しかしだ。私はその通りのサイズで作って意気揚々とセブンイレブンに向かったが
印刷されたのは文書プリントの時と何一つ変わらない結果だった。(全てA5冊子用印刷)

・複数ページPDF(1.3)、600dpiモノクロ二値→激しくモアレる、砂っぽく非常に汚らしい
・複数ページPDF(1.3)、1200dpiモノクロ二値→モアレというかノイズのようになったり本来無いはずの濃度の違いが出たり
・複数ページPDF(1.3,ZIP形式圧縮)、600dpiグレースケール
 →縮小によりアンチエイリアスの入っていたトーンはモアレるが、モアレの優等生のような綺麗なモアレ方。
  二値トーンはノイズのようになったり本来無いはずの濃度の違いが出たり。
  「エッジエンハントメント技術」を見ようと思ったのだが、ディザで二値にしてネットプリントで原寸印刷するのと
  もはや人の目にはほぼ変わらない。どちらが綺麗なのかの判別は私にはできなかった。
・単数ページTIFF(LZW圧縮)、600dpiモノクロ二値
 →激しくモアレる、砂っぽく非常に汚らしい。
  このデータはCLIPを介したネットプリントならば同コピー機で超高精度で印刷できることが確かめられている

・・・相変わらず何か変な処理をされているようである。本当に文書プリントの時と何も変わらない。
変わったのはTIFFが普通紙プリント可能になったので同形式のデータでもネットプリントと結果が違うことが確かめられたことぐらい。
このコピー機の印刷精度がそこらへんの同人印刷所と遜色ないレベルなのは分かっているのでなんとも惜しい。
ていうか2400dpiってなんなんだよ。画素だけ上がりまくったデジカメみたいに無駄になってんじゃねーか。

公式サイトで印刷サンプルとして置いてあるPDFデータは
300dpiでトーンにアンチエイリアスがかかっているというお粗末なものだったので印刷する気も起きない。


ところで「モアレというかノイズのようになったり本来無いはずの濃度の違いが出たり」のパターンは
CLIP利用のネットプリントでPDFを印刷した時も発生するので
文書プリント(普通紙プリント)特有ではなく私のPDF特有っぽそうだ。
PDFのバージョンというのをあまり気にしたことがなかったので今度それを試し、何か改善したら追記しようと思う。


誰か助けてくれーーーッ!!


2017/1/25追記
私の環境だとpdfを作る際に複数ページにする際0.3mmほど小さい原稿サイズとして作られてしまうようなのでそれが原因で上記のような結果になっていた可能性がある。

「ニセコイ」感想

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